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2004年05月22日

Dominguinhos Sivuca & Oswaldinho / Cada Um Belisca Um Pouco

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ドミンギーニョス、シヴーカ、オズワルヂーニョ、三大サンフォネイロの競演。ゴージャスな音の極み。

CD一枚丸ごと、三人のサンフォーナ(アコーデオン)によるインストアルバム。三世代の名サンフォネイロが織りなす、極彩色の音絵巻。ルイス・ゴンザーガの名曲をはじめ、各自のオリジナル曲などが12トラック。どこからどう聴いてもスキ無しの、しっぽまで餡この詰まった鯛焼き状態。伴奏陣には、ギターの名手ジョアン・リラ、7減ギターのトニ、カヴァキーニョのアルセウ・マイア、パーカッションのミンゴ・アラウジョとドゥルバウと、実力派揃い。サポートで参加するサンフォーナのヴァルドニーは、主役たちの後を継ぐ次世代の注目株。三台のサンフォーナの音が複雑に絡みあう様は、ペルシャ絨毯と西陣織を合わせたようなゴージャスの極み。

2004年05月21日

Erasmo Carlos / Santa Música

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ブラジルの内田祐也、エラズモ・カルロス。チン・マイアに捧げた新作。

ブラジリアンソウルの再興の流れが、この新作に大きく影響しているのは間違いない。70年代絶好調だった頃の輝きが感じられる。共同プロデューサーの Marcelo Sussekind を中心に、曲よって Celso Fonseca や Ramilo Mussoto & Sacha Amback , Liminha など、大物がバックアップ。全曲がエラズモ個人の作で、今回は盟友ロベルト・カルロスの名前は無し。ブラジリアンソウル界の先駆であるチン・マイアに捧げられた曲「TIM」の他、とろけるようなメロウチューン「CALMA BABY」、レゲエの「DOIS EM UM」、スイングジャズ「CULTURA POÉTICA」、イラク戦争に言及した「NO OLHO DO FURACÃO」などいい曲揃い。個人的には「SINTO MUITO」あたりが男っぽくてグっと来ますね。まだまだ、枯れてません。

2004年05月18日

山本のりこ 「Anel de Capim|草の指輪」

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山本のりこのセカンドアルバムは、前作と同じ上畑正和のプロデュースで、オリジナルを3曲含む、全7曲のミニアルバム仕立て。前作を聴いて、彼女のオリジナル曲を楽しみにしている人も多いと思いますが、今回もタイトル曲をはじめ魅力的な仕上がりになっています。

「ANEL DE CAPIM|草の指輪」は、しばしば“フォーキー”と表現される彼女の個性が良く出たオリジナル曲。ゆったりとしたメロディーと、朝靄のようにサポートするアレンジが、湿り気を帯びてひんやりとした早朝の空気を感じさせます。
カルロス・リラの「MARIA NINGUEM|マリア・ニンゲン」は、アコーディオンが入って、微妙にボレロっぽいというか、カリビアンな雰囲気を感じさせます。
「VOCE JA FOI A BAHIA?|もうバイーアに行った?」は、ドリヴァル・カイミのユーモラスな曲で、ブラジルでは煙草のCMソングにも使われた曲。曲に合わせたかのように、時にコミカルで表情豊かな歌を聞く事ができる。
「CORRENTE|コヘンチ」は、バイーア風のパーッカションとホーンをバックにした、緊張感漂うトラック。ちょっと、今までに無かった雰囲気でスケールの大きなオリジナル曲。
「AMAPOLA|アマポーラ」は、1924年にメキシコで作られた世界的名曲(かつて沢田研二も歌っていた)。柔らかなストリングをバックにした、ストレートな歌唱。
「NA CADENCIA DO SAMBA|サンバのリズムで」は、アタウルフォ・アルヴェスの代表的なサンバ。スティーブ・サックスのクラリネットが絡み、場末のボテキンのような下世話な雰囲気を醸し出している。
「ESTRELA FELIZ|幸せ星」は、バッキング無しの弾き語りで聴かせる、童謡のようなチャーミングな小品。

ファーストアルバムでは、作り手の気迫のようなものを感じさせられたが、今回はいい意味で力の抜けた、リラックスできる作品になったように感じる。特にタイトル曲は印象深く、ボサノヴァという枠には納まらない「山本のりこ」というアーティストを良く表わしている。

山本のりこ http://www.noriko-yamamoto.com/

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