ALO,ALO,BRASIL

名曲アルバム:008

O Mundo E Um Moinho/人生は風車

text by 《DINO》

カルトーラの代表作の一つ「人生は風車」。人生のはかなさを説く奥深い歌詞と洗練されたメロディー。ブラジル音楽のレベルの高さを象徴する美しくも切ない曲。曲が作られたのは1975年、カルトーラ67歳の時。録音されたのは、翌年の76年。この年齢になってから、これほどのレベルの作品を作り続けたことは驚くべきこと。


1:カルトーラ第2集

マルクス・ペレイラに残したアルバムのうち2枚目にこの曲が収録されている。もう一つの名曲「沈黙の薔薇」も収められた、歴史的名盤。これを聴かずにブラジル音楽を語れない。

2:ベッチ・カルバーリョ/人生は居酒屋

ベッチが最も輝いていた時期のアルバム。このアルバムで初めてこの曲を聴いた人も当時多かったのでは。若々しい表現が実に新鮮です。

2:ネイ・マトグロッソ/Pescador de Perolas

ケバい化粧と衣装で異端の道をひた走っていたネイが、一転白のスーツに身を固め、歌一本で勝負した名盤。ピアノ、サックス、ヴィオラォン、パーカッションのシンプルなバックで、クラシックからサンバまでを歌う。この曲は、冒頭ハファエル・ハベーロのヴィオラォンだけをバックに切々と歌います。

3:レニー・アンドラーヂ/Cartola 80 Anos

カルトーラの生誕80周年を記念して作られたアルバム。レニーのジャズ的な表現が、カルトーラの曲と不思議にマッチしています。

4:Casa de Samba 2

ブラジルでのサンバブームでこんな企画アルバムも生まれました。第3集まで出ています。 第2集でこの曲をファギネルが歌います。しかし、何を歌わせても上手いっすねぇこの人は。

5:エルトン・メデイロス&マルシア/Cartola 90 Anos

カルトーラの生誕90年を迎えた1998年。様々な催しや企画アルバムが出たが、これもその中の一枚。エルトン・メデイロスとマルシアによるライブ録音。ここではマルシアがこの曲を歌う。

6:V.A./Bate Outra Ves

今回いちばん紹介したかったのが、このアルバムのカズーザによるバージョン。この曲のカバーの中で僕が最も好きなものです。人生のはかなさを歌うこの歌を、自らの死を意識したカズーザがどんな思いで歌ったのか...(泣)