ALO,ALO,BRASIL

ガブリエル・オ・ペンサドール em サバス(12/08/99)

TEXT BY WILLIE WHOPPER

急遽来日が決定したガブリエル・オ・ペンサドール。どうやら日系人が招聘したらしく東京でのギグは予定されていなかったのだが、関係者の努力によりサバスでの公演が実現した。

当日のサバスは通常営業時とは雰囲気を変えフロアのテーブルを外しオール・スタンディング状態。照明も暗めに落としクラブっぽく演出。シダーヂ・ネグラ(?)が大音量でかかっているのは現地ノリなのか?

開演時刻には客席も混みはじめ、やがて満員電車状態に。やはり在日ブラジル人&日系人の人達が多く見受けられる。日本人は業界の招待客、どこかのエスコーラのメンバー、新しもの好きのお姉さん、ヤバそうなお兄さん達も...警備員の数も多く、スカコアのライブかと錯覚。

定刻の30分遅れでメンバーが登場、ドラム(ガブリエルの実弟らしい)、キーボード、ベース、ギター&エレキ・カヴァキーニョ、小物パーカッション、DJ&パーカッション、ドレッド&デブの黒人男コーラス、ちょっとコスプレ入ってる女コーラス(この人がガブリエルの奥さん)、そしてステージ中央に本日の主役、ちょっとジャミロクアイを思わせるコスチュームのガブリエル・オ・ペンサドールが現れると会場からは奇声にも似た声援が浴びせられる。

1曲目からグルーヴ感のあるサンプリング・フレーズを生演奏で再現。噂通りのハードコアなスタイルでライム。一部の観客は歌詞を知ってるようで、キメのフレーズは一緒に唸るのが妙におもしろい。2曲目は意外。医者のコスプレに着替えたガブリエルが聴診器を使い診察のモノマネを披露。ポル語分からない私は意味が分からず残念。

それにしても皆踊りまくり&飛び跳ねまくり。(そして何故か)写真も撮りまくり。全体的にはバラードがあったり各々のソロがあったりと、ゴリ押しのハードコア一辺倒でも無く意外に聴きやすかった。約1時間強のショーはあっという間で、ラストはスケーター風の衣装に着替えたガブリエルが、スケボーで狭いステージを飛び跳ねながら縦横無尽にライムする。そしてアンコール。メンバー全員がサッカーのブラジル代表のユニフォームに着替え、エ・オ・チャン風のパコーヂで締めてくれた。

まあ演奏そのものはあまり上手くなかったり、欧米のHIP-HOPの語法とちょっとずれてたりするような点があったのは確かだが、旬のアーティストを至近距離で観れたのはラッキーだった。勢いは誰にも負けて無いだろう。まだ26歳と若いアーティストだしこれからの活躍に期待しよう。

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