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彼女のCDでブラジル以外で録音されたものは「エッセンシア」(NY録音)と、この「ドリーム」(ロス録音)この2枚に共通するのはいわゆる「ボサノバ」を歌わないで、ましてや英語で歌っている曲があるのに「ブラジルらしさ」を感じる事だ。CMで話題になった「ムーンライト・セレナーデ」他、アメリカのスタンダードが中心だが、単なる企画ものではなくなかなか飽きさせない内容。
クルマのCMでおなじみの「ムーンライト・セレナーデ」。私はこのCMを 観てこのアルバムを買おうと思いました。アルバムに収録された「ムーンライト・セレナーデ」はCMのものとは少し違うようです。みなさんご存知のとおりこのアルバムはジャズのスタンダードな曲をボッサ風にアレンジするという新しい試みで作られました。リサさんが「前作までの10枚で完成されたボッサをもとにこれからは世界中の音楽を取り入れたい」とどこかでおっしゃってましたが、これはその第1弾です。私はもともとジャズ好きですので、とっても心地よく聴いています。見事にジャズボッサしてますよ。曲のところどころにボッサのフレーズが入っていてとても効果的です。ぜひ一度聴いてみて下さい。これからの作品も楽しみです。
1曲目「On The Sunny Side Of The Street」。この曲のベストパフォーマンスは、ナット・キング・コールとジュディー・ガーランドと決めてたんだけど、それにつぐくらいカッコいいです小野リサ。アメリカンスタンダードをボサノヴァでって企画は、安易に終わるかケレンに走るか、どうも安心して聴けないんだけど、今回はバッチシ成功でしょう。どんな素材でも無理せず自然体で取り組んじゃうリサさんと、オスカル・カストロ・ネヴィスの懐の深さがポイントでしょうか。