ALO,ALO,BRASIL

INTERVIEW numero 5:サンバブラザース

ALO,ALO,BRASILが皆様に贈る目玉企画、ブラジル音楽系ミュージシャンのインタビューのコーナー。有名アーティストから気鋭の新人まで、スタッフが注目&推薦する人物にインタビューしていきます。お見逃し無く。

イギリスから火がついたクラブミュージックシーンにおけるブラジル音楽の人気。日本に飛び火してブラジル音楽中心のイベントを生み出すまでになりました。たとえば青山のサバスtokyoにて月1回行われている「BRASIL NIGHT」。今回は、そのイベントを企画・運営されているDJユニット「SAMBA BROTHERS」のお二人にお話をお伺いしました。

聞き手 E.シンクレール


TETSUさん、 MASAさん、こんにちは。
今回は、インタビューを受けて下さいまして、ありがとうございます。

Q まず自己紹介をお願いします。

TETSU
東京生まれの東京育ちで、今は音楽を中心としたイベント企画制作やプロデュースや店鋪のプロデュースなど幅広くいろんなことやってます。
昔はデジタルロック系のバンドでボーカルやってました。

MASA
神戸生まれの大阪育ち、今は建築を学ぶ未熟な選曲家です。
ちなみに僕も大阪時代はロックのボーカルやってました。(笑)

Q お二人は、「SAMBA BROTHERS」と名乗っていらっしゃることからもわかるように大変ブラジル音楽がお好きだと思いますが、ブラジル音楽との出会いは、どのようなものだったのですか?

TETSU
ブラジル自体は僕のおじが日系移民でサンパウロにいてなぜかうちにはブラジルのレアル紙幣とかブラジル関係のお土産がなにげに置いてあっったんですが、音楽としてガツーンと来たのはアイアートモレイラの『セレブレーションスイート』でした。そのころテクノハウスにはまってて、その解釈であのバチュカダが聞けたんです!

MASA
僕の母がブラジル音楽好きで、セルメンと何度も食事をしたことのある強者!芦屋(兵庫県)の@マシュケナダというバーでバイトをしていたらしいです。(笑)昔から常にブラジル音楽が家中に流れていたみたいで、それが出会いというかなんというか・・。

Q お二人が組んでクラブ・イベントを始めることになったきっかけは?また、当時はどんなイベントにしようと思っていましたか?

TETSU
もともと、第1期サンバブラザーズがあって、その頃はダンスユニットでサンバのかかるクラブやイベントでサンバの衣装着て踊りまくってたんです。でも僕がスタッフで働いてたブルーというクラブで盛り上げ過ぎて出入り禁止になっちゃって、だったら自分達でやるって感じでブラジルナイト始めました。ただ単に自分達が好きなように踊りたいってそれだけがきっかけです。

Q 思い出に残るイベントは、ありますか?どんなものでしたか?

TETSU
僕としては一昨年に立ち上げたブラジルラテンフェスティバル98’というイベントで僕のレスペクトするDJ達に出たもらった時ですかね。大沢伸一、田中知之、内海イズル、竹花英二という組み合わせを実現させて、あとで聞いたら大沢さんなんかはかなりいいイベントだったとラジオで評価してもらってたらしくて、ブラジルナイト長いことやってきて感無量でした。

MASA
最近なんですが、僕がオーガナイズしてるイベント、Schmooze Schmooze@S.P.C. でポート・オブ・ノーツに出演してもらったんですけど、ボーカルの畠山さんの声にやられました。ダブルフェイマスとして、何度かブラジルナイトで出演してもらってはいたのですが、ポート・オブ・ノーツのボーカルとしての歌声は僕の中にかなり衝撃を受けました。おかげで、イベントはすさまじい盛り上り!これが今でも頭に残っています。

Q DJをやっていて、良かった、楽しかった、と思うときはどんなときですか?また、ちょっとつらいな、苦しいな、と思うときはありますか?

TETSU
良かった時は1人でも踊ってくれている時ですね、ひとりいればその人のためにやろうみたいになってやる気でますしね。辛いなと言う時は何をやっても踊ってくれない時ですね。会場の状況やいろんな原因があるんですけど、もうその時は自分の世界に入って、マシュケナダの7バージョン連発とかやりはじめちゃいますね。

MASA
全然マニアックな自分の好きな曲で踊ってくれたときですかね。基本的に自分の好きな曲しかかけません。ということは自分の趣味というかセンスというか それがフロア全体にでるわけですよね。アッパーな選曲であれば躍らせて当然。というのが有りますからね。基本的に好きな事をやっているので苦しい時はないです。しいて言うなら、次の日が仕事で、それをDJ中に思い出した時。(笑)

Q 現在、月1回青山のサバスtokyoにて行われている「BRASILNIGHT」ですが、一言で言えばどんなイベントでしょうか?

TETSU
一言で言うとライブとDJの融合なんですけど、これが難しくて、今の箱ではお客さんも2種類いてラティーナ系とクラブ系の両方を融合させるのがすごく難しいです。同じブラジルでも聞いてるものが別れているので、クラバー系とラティーナ系の両方を満足ざせる選曲は苦労してますが課題としていつもトライしてます。

Q 「BRASIL NIGHT」以外に手掛けているイベントを紹介してください。

TETSU
僕はあまり他ではオーガナイズはしないですね。呼ばれればやりますけど、自分のDJにレア感持たせたいのでブラジルナイトだけで十分だし、聞きたい人はブラジルナイトで聞けるので来て下さいって感じです。あんまりやり過ぎるのも僕の中ではよくないので。そのかわり、相方はいっぱいやってますよ!

MASA
僕がオーガナイズしているイベントは、毎月第一木曜日「La Verdad」@Organ b.(渋谷)、不定期で「Schmooze Schmooze」@Star Pine's Cafe(吉祥寺)の2つです。レギュラーとしては、毎月第4水曜日「ROUTINE JAZZ」@Fai(青山)、毎月第2金曜日「POW WOW」、毎月最終月曜日「Kinky Lounge」@GOGO(原宿)てな感じです。あと、不定期もののイベントが多少あるぐらいです。

Q ブラジル音楽のなかで一番好きな、アーティストと曲を教えてください。

TETSU
時期によって変わるのですが、今は小野リサさんの『SAMBA DE SOHO』という曲が旬です!あとはいろんなバージョンでてますが『TRISTEZA』は結構頭で鳴ってる時あります。

MASA
ブラジル音楽とは違うのですが、MIKE CAMPBELLの"And it All Goes Round And Round"これが一番です。

Q 最近気になる音楽、ミュージシャン、ムーヴメントは?

TETSU
最近アフリカものですかね。ブラジルナイトのHPでもレコメンドしてますがアフリカものはなんかボサノバに近い癒しな部分があるので結構家で聞く回数が増えてますね。ブラジルシーンに関してはマルコススザーノの動きはチェックしてます。

MASA
ヨーロッパ物でブラジリアンテイストを含んだ物。
特に気になるものはありませんが、宇多田ヒカルはスゴイと思いますね。(笑)17歳で作詞作曲し歌までウマイ!天才ですね。日本を動かしましたからね。

Q 先だって発売されたアルバムについて教えてください。

TETSU
コンピレーションなんですがお陰さまで好評でして、基本的には日本産のクラブとメジャーのブラジルラテンのコンピで今までなかったんで作ってみました。和モノにこだわって日本でもいいものがあるよということをいずれ世界に伝えられればと思ってます。アナログオンリーなんですが第2弾、第3弾を6、7月に出して9月にそれをまとめてCDにしてアルバムで出すつもりです。

Q これからの活動予定は?

TETSU
コンピと同時にサンバブラザーズのオリジナルも出す予定なのでその時には大阪、名古屋にもブラジルナイトでツアーするつもりです。

MASA
僕の新ユニット”studio-apartment”の曲作りに励んでいまして、近々、公の場に出せると思いますので、聴いてみてください。

Q (次号の)ボサノヴァ特集にちなんで質問です。あなたにとってボサノヴァとは?

TETSU
ヒーリング(癒し)ミュージック!ですかね。

MASA
ズバリ!哀愁。

Q このH.P.をみている人達に何か一言どうぞ。

TETSU
ブラジル音楽はアンダーグラウンドのクラブシーンではジャズ、ヒップホップ、ハウステクノと様々なジャンルに影響力を出してます。そこで新たに作られた音楽もすごくいい曲が多いので是非、ブラジルナイトでその曲の数々を聞いてもらえたら嬉しいです。WILLIEさんが入った今のブラジルナイトは選曲は日本1だと思います。次回4/30(日)に是非来て下さい。HPではそのクラバー系のブラジル音楽もたくさんレコメンドしてますので覗いて下さい!

MASA
告知になってしまいますが、「La Verdad」@Organ b.=テキーラ同好会!(笑)と言われるほど酔っ払いばかりです。皆さんも一度味わいに来て下さい。


お話ありがとうございました。みなさん、いかがでしたか?なんだかTETSUさんの伯父さま、MASAさんのお母さまにも、お話をききたくなってきました。<担当者

クラブミュージックファンと、ブラジル音楽好き、それぞれ音楽に対するスタンスが違うとは思いますが、本当に良い音楽なら共有できるはず。これからも、ブラジル音楽の良さ、たのしさ、かっこよさをアピールし続けていってください。